消費税10%に
10月1日から消費税が現行8%から10%に引き上げられました。基本的には、一部の生活必需品を除いてほとんどの購入財とサービスに適用されます。消費者の立場でいえば、軽減税率8%に据え置かれる財・サービスをよく知ることが大切ですが、消費引上げを企図した様々な家計関連政策が講じられているので、これらをよく知ることが大切です。10月1日付の日経朝刊は、一面トップ記事に図入りで解説しています。主なものを上げると以下の通りです。
①軽減税率制度で食品と新聞は、8%に据え置き
②中小店舗のキャッシュレス決済での買い物で原則5%をポイント還元(~2020年6月)
③低所得世帯と子育て世帯向けに25%分のプレミアム付き商品券を販売(~2020年3月)
④低年金受給者に月5000円の支援給付金支給
⑤幼児教育・保育園無償化
⑥自動車減税(購入時取得税廃止、自動車税引き下げ、環境性能割軽減税率拡充)
⑦住宅ローン減税の控除期間延長(~13年)
⑧すまい給付金対象者を年収775万円以下に拡大、給付額を50万円に増額(~2021年12月)
このうち、②のキャッシュレス決済でのポイント還元は、対象者を限定しないので、利用できる範囲が他の手段に比べると広いと思われますが、この手段を提供できる小売店側の機器導入などの準備が間に合わない店舗が出てきていることなどが報じられています。
いずれにせよ、これからはますます賢く買い物をすることが消費者に求められていると感じるこの頃です。
以上